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お知らせ

アレルギー性結膜炎の治療について

2021年03月22日


アレルギー性結膜炎に対しては点眼薬を使用します。
抗アレルギー内服薬がまったく有効ではないということではありませんが内服薬は消化官から吸収され血管の多い臓器に有効です。鼻は血管の多い臓器なのでアレルギー性鼻炎には有効です。(アレルギー性結膜炎に効果がないわけではありませんが薬剤の添付文章でもアレルギー性鼻炎のみしか適応はありません。)

アレルギー性結膜炎の点眼薬は作用のしかたから大きく
①メディエータ遊離抑制薬(肥満細胞からアレルギー症状を起こすヒスタミン(メディエーター)などの物質の放出を抑制します)
②ヒスタミンH1受容体拮抗薬(アレルギーの症状を起こす原因の1つとしてヒスタミンが血管、神経にある受容体に結合をおこし生態反応を起こすことがしられていますがこの結合を妨害し反応を阻止し目のかゆみなどの症状を防ぐ作用をします)
の2つに分類されます。①②の両方の作用をもつ点眼薬もあります。

①の作用をもつ点眼薬
インタール、エリックス、アレギサール、ペミラストン、リザベン、トラメラス、アイビナール、ケタス、ゼペリン

②の作用をもつ点眼薬
リボスチン、ザジテン

①②の作用をもつ点眼薬
パタノール、アレジオン

作用の強さ
メディエータ遊離抑制しか作用がないものは弱め、メディエータ遊離抑制とヒスタミンH1受容体拮抗薬の作用をもつ点眼は効果が高いと考えられます。(パタノール、アレジオン点眼は作用が強い)
またパタノール点眼は1歳以上からの使用データがあることやリボスチン、アレジオンは7歳以上の使用データがあること、アレジオンはディスポのコンタクトレンズであれば2週間、1カ月タイプのコンタクトレンズ装用中でも使用可能と報告されています。アレジオンは1日2回で4回タイプのアレジオンと同等の効果があるアレジオンLXも開発されています。
担当する眼科の先生の説明を聞いて点眼薬を用いましょう。

以上の点眼薬を使用しても効果がない場合はステロイドの点眼薬も併用して使用します。
ステロイドの点眼薬は体質により眼圧が高くなる可能性もあるため眼科医での経過観察が必要です。ステロイド点眼にも作用の強さがありフルメトロン、サンテゾーン、リンデロンの順に作用が強くなります。