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お知らせ

アレルギー性結膜炎による点眼薬の使用回数

2023年02月24日


アレルギー性結膜炎に対しての点眼薬は薬の種類により大まかに1日に2回使用するタイプと4回使用するタイプに分類できます。
これは製薬メーカーが薬を開発する段階で点眼薬が効果を発揮する効果時間(アレルギー性結膜炎の場合は免疫細胞がヒスタミンなどのメディエーターを遊離するのを抑制したりヒスタミンが神経や血管に作用するのを抑えたりする時間)を予測して製造し実際に治験といって大勢の患者様に御本人の同意の上で投薬して試してみて効果があった回数です。
この1日当たりの回数どうり使用することで点眼薬は最大の効果を発揮します。
アレルギー性結膜炎の場合は目がかゆいときだけ使用するといった使い方をしてしまいがちですがこの方法では1日中目がかゆいといった状態に陥りやすくなります。
アレルギー性結膜炎が発症している期間中はかゆみの症状があってもなくても指導された用法どうりの1日当たりの回数を点眼してください。(ステロイド薬を使用している方は目のかゆみが強いときだけ使用しても効果はあります。
また内服薬の抗アレルギー剤は消化器から吸収された薬剤が血管の中に入り病巣部位に到達して効果を発揮するため血管の多い鼻には十分な効果がありますが血管の少ない組織である眼には十分な効果は期待できず内服薬の適応症にアレルギー性結膜炎は含まれていません(もちろん全く効果がないわけではなく症状の軽い方には内服のみで満足されている方もいらっしゃいます。)
アレルギー性結膜炎の目のかゆみは仕事の能率の低下、疲労しやすくなる、倦怠感、イライラ感が発症するとの報告もあり目の問題だけですまないこともあります。
正しい使用法で少しでも快適に生活できるようにしましょう。